肝臓と肝/大阪のエステサロン
大阪鶴見でエステサロンをしています。
春先、
花粉や黄砂に悩まされるだけでなく、それらにアレルギーがないのに、
なんだか目の調子が悪いって人、
なんかイライラするねんって人もおられますね。
もしかして「肝」の不調かも。
整えたいですよね。
「肝」と「肝臓」はどう違うの?
まず
「肝臓」とは、人の体の中で最も大きい臓器です。
右の肋骨(ろっこつ)に守られるようにしておなかの上にあります。
横隔膜にくっついていて、呼吸すると上下に大きく移動します。
★面白いことに、肝臓は再生します。
蛸の足やトカゲのしっぽと同じように、一部を切っても元の大きさに戻るんです。
肝臓に障害が大きければ自己再生は無理なので、
条件をクリアすれば肝移植が行われます。
肝臓の働きは?
肝臓の働き
1:胆汁(たんじゅう)を作る。
食べ物の消化に必要な胆汁の合成分泌です。
脂肪を消化するための液体で、黄緑色をしています。
2:タンパク質の合成・栄養の貯蔵
多くの食べ物はそのままでは体に吸収されないので栄養素として吸収できるように肝臓で変化させています。
また骨髄で必要な赤血球を作るための養蚕やビタミンB12を蓄えておき、必要な時に送り出します。
3:毒を中和する
体内に入った有害物質を解毒・分解し毒のないものに変えます。
アルコールやニコチンを中和していますが、許容量を超えると病気になります。
4:免疫細胞が活躍している
体内に入った異物(ウイルスも)、老化した細胞も処理していいます。
肝臓は、とても機能が多く、代謝、排出、胎児の造血、解毒、
体液の恒常性の維持などの役割を担っています。
また、
十二指腸に胆汁を分泌して消化にも一定の役割を持っています。
働きは判明しているだけで500種類以上あるとされ、肝機能を人工で作ることはむつかしい。
ざっくりいうと肝臓は栄養素の生産、リサイクルの中心となっています。
また肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、症状がなかなか現れないので、
「黄疸」などが出てきたときはすでにかなり悪化していいます。
脂肪肝や慢性肝炎、肝硬変、肝がんなどがあります。
この肝臓病の主な原因は、ウイルス(〇型肝炎)、アルコール、肥満(生活習慣)です。
肝と症状
では肝臓ではなく「肝」とは何?
中医学では
臓器である肝臓と、自律神経系をも含み、
・循環・代謝・発散・排泄・解毒などをコントロールする役割
・感情をコントロールする役割
・血液を貯蔵する役割・肝臓や胆嚢だけでなく、
・爪や目、涙、筋腱などの調子を整える
不足した時の具体的な症状でいうと
・イライラしやすい ・情緒不安定になりやすい
・過度な緊張 ・ヒステリー
・のどの詰まり感 ・吐き気 ・胸苦しさ、
・帯状疱疹
・不眠・よく夢を見る ・朝の寝起きが悪い
・目が疲れやすい・光がまぶしい
・カスミ目・視力の低下、結膜炎
・爪がもろく割れやすい
・めまい、立ち眩みしやすい
・脚がつりやすい・しびれやすい
・脚の静脈が目立つ
・胸やワキが張って苦しい
・おなかが張り、よくガスが出る
・口が苦く感じる
・食欲にムラがある
・生理周期が不順・生理痛がある
・下痢と便秘を繰り返す(胃腸炎)
・すっぱいものが欲しくなる
・気候の変化に弱い ・五月病
あなたに当てはまる症状はありますか?
このほかにも
頭痛や肩こりもありますが春先の花粉症が原因のこともあります。
肝が不調に陥ると二次的に「脾」も弱り、
食欲不振、吐気や嘔吐、胃や腹部の痛み、
下痢や便秘といった胃腸障害が起こりやすくなります。
そして
肝胆湿熱(かんたんしつねつ)と言って、
身体内で生じた湿熱(しつねつ)が、肝や胆が支配する経絡を伝って
膀胱(ぼうこう)や経絡上に問題を起こす状態を指します。
六腑の一つである「胆」は五臓の「肝」と表裏の関係にあり、
「肝」の疏泄機能(巡りを整える機能)により調節されています。
胆は肝のサポート役なのです。
体は全部つながっているんですね。
春の養生は
宇宙は「木・火・土・金・水」の五元素で構成されています。
人体もこの5つの要素で成り立っており、内臓に当てはめると
木=肝(肝臓・胆のう系)、
火=心(心臓・小腸経)
土=脾(胃・膵臓系)
金=肺(肺・大腸系)
水=腎(腎臓・膀胱・生殖器系)となります。
イメージしてみましょう
広々とした丘の上にすっきりと 立って枝葉を茂らせている一本の広葉樹を「肝」とすると.
充実した大地が「脾」であり,大地を潤す水が「腎」,
輝く太 陽が「心」であり,広々と広がる空が「肺」となるそうです。
また東洋医学では
食物を酸、苦、甘、辛、塩辛い、の五つの味に分類します。
酸っぱいものは肝臓を、苦いものは心臓を、甘いものは脾臓を、
ピリ辛のものは肺臓を、塩辛いものは腎臓を丈夫にします。
「肝腎要(かんじんかなめ)」「肝心」「肝要」「肝に銘じる」「肝が座る」など
という言葉が日本語にあるように、肝は、体内でもたいせつな役割を果たしています。
肝の養生
春は、ストレスにより自律神経のバランスが崩れやすい時期。
気分が落ち込みやすい方は、香りあるものを積極的にとったり、
体を動かしたりして気を巡らせることが大切です。
気を巡らせることで「肝」の働きも高まります。
朝の散歩をしたり、
香りや酸味のあるお茶を飲みましょう(ジャスミン茶、カモミール茶・ハブ茶・緑茶)
「肝」に働きかける春の養生食材
☆青いもの(緑色)を多くとる
・ニラ・ホウレン草・小松菜・菜の花・セロリ・セリ
(セロリやセリは「肝」の行き過ぎた働きを落ち着かせます)
☆野草・春野菜(にがみ)
・ヨモギ・春菊・山菜・木の芽・うど・ふき・筍・わけぎ・パセリ・キャベツ
☆酸味のあるもの
・梅・いちご・人参・柑橘類・桜の花(塩漬けにして梅酢で着色した物)など
・香りのあるもの
・シソ (シソには発散の作用があるといわれてる)、ミョウガ、
・ゴマ・ハト麦・クコ
・鯛/ウナギ/ハマグリ/アサリ/シジミ
★苦みのあるものは解毒作用があります。
★タラの芽・わらびの先端、筍などは精が強いので、
食べ過ぎると 顔にブツブツができます。
おいしいものはちょっとだけ♪にしましょう
◎オススメ薬膳
・五味子、なつめ、蓮の実、薄荷、菊花、百合根、金針菜など
(なつめはスーパーフードと呼ばれるくらい優れもの)
日々の中で
例えば
★頭の耳の上を横に「あ~!」とか言いながらガシャガシャと掻く時は、
その位置が「肝」の相方【胆】の経絡上なので、
その経絡の詰まりを取りたい時に掻くことが多いのです。
(胆の詰まりとは気持ちのイライラやモヤモヤです)
これは
耳ツボの「神門」に耳ツボシールを貼ると効果的です。(治まりやすい)
☆
★知人で、
今まで決断力のあった人が、胆のうの手術をした事とで、
いっぺんに優柔不断になってしまいました。
物事を決断するのは、
胆で行うと中医学では、考えます。
「肝は謀慮を主り、胆は決断を主る」
(かんはぼうりょをつかさどり、たんはけつだんをつかさどる)
謀慮とは、遠い先のことまで考えてしっかりとした計画を立てること。
つまり、
肝臓で冷静にいろいろなことを考えて、判断し、意志を固めていきます。
そして意志が固まったら、胆のうで決断するということです。
胆嚢をとってしまうと優柔不断になるのは、こういう仕組みなんですね。
★私は子どもの頃に、
車の中で父を待っていた時、
開いていた窓の外から手を入れられて髪の毛を思いっきり引っ張られたことがありました。
その時、
私は赤い上着を着ていたのです。それ以降赤い上着は怖くて着れません。
5月初めのことでした。
木の芽立ちの4月5月は不審者(キチガイ)に要注意です。
春は
春は、
冬の間にじっとしていたものを、体外に出さないといけない時期なんです。
季節の特徴として、陽の気が上がってきて、新芽が出て成長を始めます。
風も強く天候が不安定なことも多く、変化が速いです。血が騒ぎます。
だから
「肝」で、浄化と解毒を行い、
「風邪」(片頭痛・じんましん、くしゃみ、花粉症など)に注意が必要です。
なんだか不調ぎみの方は「耳ツボ」で緩和することができます。
耳ツボならこちら
中医学で、ストレスは「気滞」(気の滞り)と考えます。
「気」は体の活動エネルギーです。
気の巡りを調節するのが「肝」、気が滞ると様々な代謝に影響を及ぼします。
帯状疱疹のよく出る所は、肝の経絡(気血の流れ道)と関係しています。
気滞によって
胃腸機能が低下すると、栄養を吸収できなくなり免疫力も低下し、
湿熱の邪(ウイルス)が肝の経絡上に皮膚炎ができます。
また、
気滞による血行不良で瘀血(おけつ)になると、ピリピリと刺すような神経痛が出ます。
★うちの夫(当時67才)に帯状疱疹が出たのは、
私がまだ薬膳を習い始めたばかりの頃でした。
2018年の3月、右の顔半分が崩れ、「失明するかも」とまで言われました。
痛みで寝られない、食べられないが続いたので、
よく寝られるように工夫したのと、食事に気を配り、失明は免れました。
でも3か月くらいはなんだか後遺症がありましたね。
3月からは紫外線も増えてきます。
手のひらで太陽を浴びて、ビタミンDを吸収しカルシウムを増やし
顔は、
マスクから出るところに日焼け止めを塗って、時々保湿してください。
寒暖差の激しい時期なので、夜は風を引かないように上着を持ってお花見に出かけましょう。
NEW
-
ビューティケア嶋田は生まれ変わります
2023/10/27 -
大阪で安心できる介護脱毛ならビューティケア嶋田へ
2023/10/16 -
いちこの物語
2023/10/01
CATEGORY
ARCHIVE
- 2023/103
- 2023/91
- 2022/51
- 2022/31
- 2022/21
- 2022/11
- 2021/124
- 2021/113
- 2021/106
- 2021/92
- 2021/85
- 2021/71
- 2021/64
- 2021/53
- 2021/41
- 2021/35
- 2021/24
- 2021/13
- 2020/127
- 2020/117
- 2020/109
- 2020/92
- 2020/83
- 2020/73
- 2020/65
- 2020/54
- 2020/44
- 2020/312
- 2020/28
- 2020/113
- 2019/1216
- 2019/1114
- 2019/1014
- 2019/96
- 2019/86
- 2019/76
- 2019/61
- 2019/53
- 2019/48
- 2019/39
- 2019/26
- 2019/17
- 2018/125