クリスマスとクルシミマス

2020/12/24 ブログ

私の実家は、ゴルフの紳士帽子製造卸をしていました。

毎年12月23日くらいから、家業は超忙しい。
28日の午前中に、卸問屋に納品を済ませないといけないから。

小学生の頃も中学生の頃も、冬休みに入るや否や、家族総動員で、お手伝い。

 

「宿題があるねん」「そんなン今せんでもよろし」

「クリスマスやで」「うちはクルシミマスや!」ってそんな調子で。

父がプレスした帽子たちを、母が、問屋ごとに注文の色と数や品番を合わせて、

私と妹が袋詰めして箱に入れて。シールを張って。

 

忙しかったけど、とても一体感があった。

自分も役に立っていると思えた。

 

だからクリスマスが近づくと、父や母のこの言葉「うちはクルシミマスや」を思い出す。

忙しかったけど、なんか楽しかった日々。

28日の納品が終わればみんなで大掃除。

30日からは、家族旅行、というのが定番だった。(母がおせち料理を作らなくてもよいように)

 

結婚してからは、
以前は整骨院だし今はエステサロンなので、家族総出で何かする、というのはない。

そういう意味ではさみしいかも。

あなたのところはどうですか?

 

 

今年はコロナ禍で世の中が変わり、ホームパーティをしている家も多いでしょう。

早く収まって穏やかな日常になってほしいものです。